BuriKaigi2023 にオフライン参加しました🐟
ここ数年はRuby関係のオンライン勉強会にしか参加できてなかったので、.NETからフロントエンドまで、幅広い話題に触れることができて楽しかったです。ありがとうございました!
なんと3部屋同時進行ということで、ウロウロしながら聞きました。全部のセッションを聞けたわけではないのですが、以下、備忘録をつれづれと。小並感なところはご容赦ください。基本的に「すごい」しか書いてません。
.NET 7 で加速する "Code-to-Cloud" アプリケーション開発
普段まったく.NETに触れる機会がないため、N年ぶりのキャッチアップになりました。CLIからの操作でそのままデプロイまでスムーズに完結する様子が凄かったです。自分が最後に記憶のあったXamarinがサービス終了とのことで、一時代の終わりを感じました…。次は .NET MAUI の時代 なんですね!MAUI は「Multi-Platform App UI」とのこと。なるほど。
Xamarinのサポートは2024年5月1日で終了。マイクロソフトが.NET MAUI関連のロードマップを示す - Publickey .NET MAUI とは - .NET MAUI | Microsoft Learn
技術同人誌を書こう―アウトプットのススメー
実際に多くの技術同人誌を出版されている方から「やらない言い訳はいくらでも出てきます」と言われると身につまされますね…。アウトプットのメリットとして「技術の棚卸し・整理」は魅力的だなと思いました。ブログはこのように書いてはいますが、もっと深めにちゃんとやりたいとなったら、技術同人誌は選択肢に出てきそうです。会場で実際の物理書籍も販売されていたのですが、荷物容量の都合上断念…! 代わりにkindle版を購入。
技術同人誌を書こう! アウトプットのススメ (技術の泉シリーズ(NextPublishing)) | 親方Project | 工学 | Kindleストア | Amazon
サバンナ便り - 自動テストに関する連載で得られた知見のまとめ
テストの権威 t_wadaさんご本人による、WEB+DB PRESSの連載コラム「サバンナ便り」のサマリーを聴くというのは…贅沢な体験だったのでは…! テストサイズのSmall/Medium/Largeの考え方が初耳だったので、以降意識していきたいなと思いました。うっかりLargeなテストを書きすぎて「アイスクリームコーンアンチパターン」になりがちなので反省…。参考本としてオライリーの「Googleのソフトウェアエンジニアリング」が良さそう。
あとアカウント名に記号はやめたほうがいい。わかります。
2022年に起きたフロントエンドの変化
フロントエンドから普段は逃げてしまっているので、こういうまとめを聴けるのが本当に助かります。とりあえずFigmaは使えるようになっといたほうが良さそう、あとViteを抑えにいったほうが良さそう…という印象を受けました。(※現時点でViteまったく知りませんでした!勉強になった!)しかし、それも現時点の話であって、2023年のうちになにか動きがありそうですね…うーん…来年また聴きにこようかな…w
Rails Girlsのススメ
RailsGirlsは自分がかなりお世話になっているコミュニティのひとつです。発表者のemorimaさんは、女性がRubyKaigiに参加しやすくなるための取り組みとしてゲストハウス一棟借り”エモリハウス”を企画運営されています。 幸いなことに自分は女性エンジニアとしての不便さ・つらさをそんなに感じないまま過ごしてきたのですが、それもこれも所属コミュニティがあったかいだけだった…ということで、まだまだ全国的には「アファーマティブアクション」*1は必要だよなと思いました。『将来的にRails Girlsが無くなればいいと思って活動している』というお言葉が胸に刺さりました。素敵なお話を伺えてよかったです…!
北陸方面でRailsGirls開催されたらコーチやりたい〜!!!(関東在住の北陸民の叫び)
vue.jsちょっとできる Blazor入門*2
Blazor は初耳だったのですが、C# で Single Page Application が書けるとのこと。自分のプログラミングことはじめはC#から入ったマンなので、C# でWebいけるというのはなんだか嬉しいですね。(でも今はもう全然書けないかもだけど…。)業務などで本採用するには色々と諸条件(C#.NETが使える、jsの資産に未練がない、WASM(WebAssembly)の初回重いのは許せるか…など)があるようですが、自分の好きな言語で全部書けるのは魅力的ですね。 <<ぜんぶC#で書ける>>!
昔、北陸に住んでいた時ぶりの中西さんのプレゼン、拝見していて楽しかったです!
Phaserで始めるゲーム開発入門
ゲーム好きとしては見逃せなかったセッションでした。Phaser( https://phaser.io/ )はHTMLのゲームフレームワークで、CDNで参照してサッと開発を始められそうという印象を持ちました。10年以上前にDirectXとかで頑張ろうとした記憶*3が蘇りました。当時に地面判定とかスプライトでキャラクター動かしたりとかやろうとしたら、まぁまぁかなり手間だったような記憶*4があるのですが、Phaserを使うことでかなり簡単に動かせる様子で感動…! ゲーム、やっぱりいいですね…触ってみようかな…学生時代は社会人ってこんなに時間無いと思ってませんでしたね…。
Astroで始める爆速個人サイト開発
普段あまりフロントエンド周りの情報収集が出来ていない、ひいてはCSS・HTMLに関するキャッチアップも不足しているため、キーワードメモがはかどりました。「Astro」自体も初耳でしたが、「Islands Architecture」「Cloudflare Pages」「contentful」「Preact」etc…。また、後半のWebサイト作りにあたっての姿勢「何を伝えたいか明確に」「マークアップをちゃんとする」「余計な装飾を入れない」といったお話は、Web開発系に関わっている以上避けては通れないところでもあるのでグサグサ刺さりました。覚えて帰りました、「スクロールジャックは絶対に許すな」!
オススメ本を調達しなければ…やっぱり紙で欲しいな…本棚の容量がもうない…kindleか…。
OSS 開発から学ぶ PR Description の書き方
自分がメンターとして関わらせていただいているフィヨルドブートキャンプですが、そのスクールの卒業生のふーがさんと、まさか富山でオフライン初ご挨拶できるとは…! RubyKaigi2022で発表されていた gem_rbs_collection へのコントリビュートについて、今回はコミュニケーションの側面のお話が聞けました。「もう知っているだろう」という推測で情報を省略するのはOSSメンテナさんの負担が増えてしまう、ちゃんと調査した内容と正当性の担保となる根拠を示していくのが大切…、と実感を伴ったお話。自分もメンターとしてPullRequestを拝見する立場になってから気づいたことでもありますが、コードに表現されてこないことの重要性がめちゃめちゃデカかったりしますからね。ほんとね、「(情報は)なんぼあってもいいですからね」!
自分はまだOSS貢献したことないので…どこかでいつか…! でもこういうのってポロッとチャンス来たりしますからね。落ちてたら拾うぞ…チャンス!
C# ドキドキ ライブ コーディング!!
後編の「さめがめ」対決を拝見しました!
もっとアルゴリズム勝負とかされるのかしら…と思っていたのですが、「レギュレーションの穴をいかに突くか」「相手はこうくるはずだから、俺は強さを諦めて短さをとる」という話になっていて、御三方の戦略発表がめちゃめちゃ面白かったです。評価軸が強さだけでなく、コードの「短さ」処理の「速さ」という観点が入ってくるとこういうことが起こるんですね。
- コメントが動けばいいじゃない + 外部ライブラリ利用可なので娘さんにお手製してもらう
- 5分で書いたサンプルに勝てないのでそこから良さを抽出 + アニメーション中の時間を狙う
- 対戦相手のコードを継承(!?)
コメントコードが動かなかったとのことで、勝負は後日ということでしたが、一番堅実な実装方針だったという印象の石野さんが勝利されたようです。おめでとうございます!🎉
ドキドキライブコーディングの最終戦の結果を発表します。集計中もスコアが僅差なためドキドキしながらの集計でした。是非ご確認ください。
— Mitsuhito Ishino (@AILight) 2023年1月22日
(富山で開催されたIT勉強会のセッションでの対決結果です。Bubble Breakerの思考ルーチンを作成して対決しました。)#BuriKaigi pic.twitter.com/q4DRZMGb0Y
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面白かったので書いちゃえ〜
ブリ会議ロゴ・ふぁらお加藤さん
今回 BuriKaigi2023 では、かっこいいロゴステッカーが配布されていました!
募金したら3色中1色が貰えるというシステムでしたが、たまたま野口さんが財布のなかにおらず、樋口さんに出奔してもらったところ、3色全部持っていっていいよ、と言っていただけたのでもらってきました。やった〜〜〜 🐟🐟🐟 ありがとうございます!
ガチの鰤の研究会との誤解を防ぐために、ちゃんとブリがプレゼンしてるっぽい感じになったということで、テクニカルなロゴですね。ステッカーはマグネットにして冷蔵庫に貼ります!
(加藤さんにご挨拶したかったけど久々すぎて日和ってしまいアクションできず…またいずれ!)
サイボウズさん
コロナ禍前後で、近所の方への「旦那さん何してるんですか」の質問に「リモートワークなんですよ」で通じるようになったとのこと。確かにそれは地方ではあるあるだな…ご近所さんからの目…。リモートワークの認知が広がった、ハードルが下がったというところはここ数年の大きな変化ですね。フル5日出勤とか、もはやどうやってたのか自分もちょっと忘れちゃいましたね…。
Twilioさん
Phaserの発表をされていた池原さんが、ゲームの操作が電話応答経由で出来るというのをデモで披露されていて、会場中からピポパポ聞こえてきたのが面白かったです。あとデモ参加した人にたいしてSMSでプロモコードを配布というやり方がスマートすぎました!いいデモだ〜。
クラスメソッドさん
DevelopersIO( https://dev.classmethod.jp/ ) 、いつもお世話になっております! ブログだけじゃなくてAWS系の受賞、Zenn、YouTubeチャンネル をされていたとのことで、恥ずかしながら知らなかったです…や〜すごい…。拠点の話が出た時に自分が所属してるWeWorkと同じビルの住所が出てきてびっくりしました。あれ!? 身近!?
シグマコンサルティングさん
MicrosoftMVCを社員の半分が取っているというのはインパクトがすごい…! あと北陸民としては「コメリの中のクレカの仕組みを作った」のもインパクト大きかったです!技術集団って名乗るのめちゃくちゃかっこいいな…。
# シークレットセッション
懇親会で2本シークレットセッションがありました!
和暦を正しく扱うための暦の話
懇親会で発表した暦の話、資料を公開しました#burikaigihttps://t.co/slfab89sy0
— なぎせ ゆうき (@nagise) 2023年1月23日
暦って令和対応とか?と思ってたのですが、それどころの話じゃなかったです。和暦クイズが出されましたが 365日 と 366日(閏年の場合) くらいしか知りませんよ…!? 最初の元号は「大化」(645〜650年) らしいですが、1300年以上前のことがちゃんと残っていて、それらの暦をライブラリ化しようという試みが壮大すぎてクラクラしてきました。これ完成したら歴史の研究系の方とか、めちゃめちゃ捗るんじゃないだろうか…?
実録・こんなAPIは使いづらい
多くのAPIとお仕事で関わっておられるとのことで、様々な実録が挙がっていました。自分がAPIを使うのは副業関係でごく稀に、あとはプライベートで興味があったものくらいですが「API仕様書がPDF・Excel」「ページングの指定方法が違いすぎる」「404のはずなのに200でエラーが返ってくる」が個人的には刺さりました。
お酒の席でみんな盛り上がれる”あるある”でした! (※ジュース組でしたが楽しかったです!)
ありがとう、美味しいブリ
BuriKaigiの名前の通り、懇親会では美味しいブリをいただきました 🐟
ごちそうさまでした!ありがとう運営のみなさま!ありがとう富山!
*1:参考: アファーマティブ・アクション - Wikipedia
*2:タイトル、なんかもうちょっと違った気がするんですがメモしきれておらずすみません… :bow:
*3:※挫折しました
*4:※ただし当時未熟すぎてゲームのライブラリを十全に活用できていなかった説が濃い