よもやま話β版

よもやま話を書きます。内容はぺらぺら。自由に書く。

Kaigi on Rails 2024 楽しかったです!

Kaigi on Rails 2024 お疲れさまでした!

kaigionrails.org

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今回はオーガナイザーのチームメンバーとして、春先の準備フェーズから関わらせていただきました。今まではいち参加者としてのほほんと色んなカンファレンスにお世話になってきましたが、時間をかけて準備されて当日を迎えているんだなぁということを改めて体験として実感しました。

当日は主に受付の担当をしていました。有明まで足を運んでくださった参加者のみなさんに、イチバンにご挨拶ができて嬉しかったです!

セッション

スタッフとしてお仕事もしつつ、いちRubyistとしてセッション聴講もやはり外せません。うまくスタッフ間でシフト調整していただいて、拝見できました。*1 タイミングが合わず残念ながら見れなかったセッションがたくさんあるのですが、2トラックあった以上、スタッフに限らず参加者全員もれなく半分は見逃してるはずなので、録画の公開を楽しみに待ちたいと思います! 下記、拝見の記録。

入門『状態』

(Day2 13:05〜13:20)
『状態』を定義する・保持する・変更するというのは、システムをつくる上で避けては通れないところです。『状態』の管理方法について、自分が無自覚に注意していたことをあらためて明文化してもらった感覚がありました。紹介されたソースコードが話が進むにつれて、どんどんリファクタリングされてシンプルに、より読みやすくなっていくのが分かりました。初学者の方のコードをレビューする機会が時々あるのですが、状態の管理でお困りの様子を感じたらこちらのセッション記録を紹介しようと思いました。

Sidekiq vs Solid Queue

(Day2 13:30〜14:00)
自分が面倒をみているリポジトリでは Sidekiq に大いにお世話になっているところなので、対抗馬としての Solid Queue に大変興味がありました。やはり後発の方に乗り換えがいいのかしら…という気持ちで聴講開始したのですが、Sidekiq 使っているならそのままでもよい・いまから気軽に Rails new なら Solid Queue、というおおまかな方針を知ることができてよかったです。バックグラウンドワーカーの歴史が、ストレージ性能の向上・ Active Job 以前/以後で変遷していく様子もあわせて把握できて、とても勉強になりました。

WHOLENESS, REPAIRING, AND TO HAVE FUN: 全体性、修復、そして楽しむこと

書籍『Rails によるアジャイルな Web アプリケーション開発』との出会いを “恋に落ちた” と表現するところから始まった島田さんの基調講演、大変感銘を受けました! 特に、「修復する」という言葉の意味について、「元の状態に戻す」ではなく「変化に適応(調和)させる」ことなのだ、というお話にハッとさせられました。

自分の個人的な体験の中でも、「これは Rails Way から外れようとしている」という直感がはたらき、設計を見直すという行動につながったことがこれまでに何度もありました。Rails に親しんでいると、修復(再調和)が必要な箇所に対して”直感”・”違和感”という形で検知でき、それらを解消する方向に進むことこそが将来のトラブル回避につながるということが確かにあるように感じます。おお…これが…「導きの星」…!?

一方で、Rails Way に助けられつつも、そこに乗り続けていられるかというと、時間的都合とか技術的都合とかあらゆることで常に脱線との戦いがあります。「シンプルを保つのは難しい」ということにも首がもげるほど頷きつつ、それを実現し続けるための学びをこういった書籍やカンファレンスから獲得して、研鑽を積んでいきたいと思いました。もちろん、「たのしい」を忘れずに!

そして Next Kaigi へ…

個人的なスタッフとしての反省は多々ありますが、それはチーム振り返りに持ち込むとして…。いまは無事に閉会したことにほっとしています。Twitter(X)*2 のタイムラインには「良い会だった!」というコメントがたくさん投稿されていて、自分が微力ながらその会をつくる一員として稼働できたということがものすごく嬉しいです。8月上旬、凄まじい数のCFPを読み切った甲斐がありました。

今回、自分はCFP出したいなぁと思ってはいたものの、ふわふわっとした考えを言語化・具体化しきれず、出しそびれてしまいました。採択有無はともかく、チャレンジも出来ていなかったというところに悔いが残っています。来年の会場はもう決まっており、Next Kaigi はすでに動き出しているので、自分が考えていることを形にする訓練をしていきたいです。

そもそも半年後には RubyKaigi 2025 (2025/4/16-18) があるわけで…。
というかその前に RubyWorld Conference 2024 (2024/12/5-6) があり…。
もっと言うと 東京Ruby会議12 (2025/01/18) も…。

おっ、忙しいぞ…!
たのしいことで忙しいのは良いことだ!

Kaigi on Rails 2024 の名札、ピンバッジ、ステッカー
たのしかった〜!

*1:こばちえさん、しげるさん、ふぁらおさん、調整ありがとうございました〜!

*2:まだ指と脳みそがTwitterって反射的に書いちゃう人間です