よもやま話β版

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人工イクラ実験セット体験記録

年末年始休み、諸事情があって「人工イクラ実験セット」を調達して作ってみた。

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人工イクラ実験セット ¥1,095(税込)

セット内容以外で準備するもの

  • 500mlペットボトル
  • コップ2つ
  • 粉末を入れたりかき混ぜたりするためのスプーン類

1. (A)アルギン酸ナトリウム水溶液 と (B)乳酸カルシウム水溶液をつくる

100mlのぬるま湯に、アルギン酸ナトリウムを付属のスプーン1杯(1.3g)入れ、10分以上振る。10分振るというのが一番しんどかったかもしれない。体力的な意味で。

100ml = 100g

このあたりで猫の興味がMAXになってきたので台所に退避した

振ってる途中で水溶液に粘性がでてきて、かなり"もったり"とした状態になった。これが (A)「1%アルギン酸ナトリウム水溶液」とのこと。アルギン酸というのは海藻の"ぬめぬめ"の成分とのこと(参考: 海藻のぬめぬめ成分 – 日本応用糖質科学会)で、このような粘性になるというのも納得である。これに食紅で色をつけ、人工イクラの元とする。食紅は小さじ一杯くらい入れたが、溶け切らずちょっと入れすぎだったなと反省。

また、水200mlに乳酸カルシウム2gで、(B)「1%乳酸カルシウム水溶液」を準備。こちらは粘り気もなく、ぱっと見は普通の水と変わらない。

左が(A)、右が(B)

2. (A)を(B)に滴下すると膜が張って人工イクラになる

赤色に着色した粘性の(A)「1%アルギン酸ナトリウム水溶液」をスポイトで取り、(B)「1%乳酸カルシウム水溶液」内に落とす。すると "アルギン酸カルシウム" が(A)の外側に膜を張り、球状になるということだった。

わかりやすかった説明参考: 人工イクラの化学|Gelate(ジェレイト)|note

かなりそれっぽい

実食と感想

キットは食用OKということで、それっぽくなったものを食べてみた。残念ながらまったくの無味で、プチプチ感のある超小さいゼリーというところだなと思った。実際の人工いくらはもっと味つけをしているのだろう。また、スポイトの都合か、(B)に浸す時間が短かったのか、一粒ずつか結構小さい。もう少し大きな径のスポイトがあるなら、もっと大きな粒を作れるのかもしれない。 また、キットの中身は必要十分な量があるので、もう一度同じ実験ができそうだった。スポイトも1本しか使わなかったが、合計2本同梱されていたので、2回実施する前提の内容量なのかもしれない。

こういう理科の実験みたいなやつ、大人になってやっても楽しいなということに気づいた2023年の始まりでした。

参考